主要6通貨の値動きの特徴(直観によるもの)

主要6通貨(米ドル、ユーロ、円、ポンド、スイスフラン、豪ドル、加ドル)の値動きの特徴を、FXキャリア10年以上の私が直感的にマーケットから感じ取ったものを紹介する。中長期的(1か月以上)に感じ取ったもので、短期的には全く当てはまらない。
直感的な情報でなく、統計的な情報が欲しい方はこちらのサイトをお勧めする。

米ドル

基軸通貨。米ドルを中心に各通貨の値動きの特徴を紹介する。
最も米ドルに影響を与える指標は米雇用統計、次いでFOMC議事録。昔は「有事のドル買い」と言われたが、それは過去の話。今は有事(内容にもよるが…)はアメリカが関わっていることが多く、米ドルは売られやすい。アメリカは双子の赤字国家である。

ユーロ

米ドルとユーロで世界2大通貨と呼ばれる。米ドルと反対の値動きをする事が多い。ギリシャショックで急落したが、マーケットはギリシャは財政再建可能と判断したようだ。
双子の黒字国家で、ユーロ圏最大の経済大国であるドイツ経済の影響を最も強く受ける。

日本円

かなり米ドルに近い値動きをする。世界三大通貨の一つである。円は他の多くのアジア通貨と同じように、米ドルとの値動きが少なく、世界の為替市場の安定化に一役買っている。万年低金利通貨のため、キャリートレードの売られ役になることが多く、高金利通貨の豪ドルの豪中銀(RBA) 政策金利が下がると予想された場合、そのニュースを織り込むようにキャリートレードの解消(円高)に向かう。急激な円高を嫌い、たまに行われる日銀の為替介入が、USD/JPYの下値のポイントになる。

英ポンド

どちらかと言えば、米ドルより、ユーロに近い値動きをするが、近年は全く値動きが読めない。値動きの激しい通貨である。かつては、高金利通貨、原油高に強い通貨、さらに昔は世界の基軸通貨であったが、今は低金利通貨。北海油田も枯れ始め原油高にも弱くなった。どの通貨とも関連性が薄い、独自の値動きをする通貨である。

スイスフラン

基軸通貨である米ドルと対極にある通貨。値動きも米ドルと逆相関関係。金(ゴールド)と近い値動き、有事に買われやすい。低金利通貨である。特に貿易相手国が多いユーロに対しては為替の安定推移を望んでおり、スイスの中央銀行であるスイス国立銀行(SNB)はユーロ安、スイスフラン高には大胆な為替介入を行う。

豪ドル

高金利通貨のため、政策金利が豪ドルの値動きを左右するといっても過言ではない。どちらかと言えば、米ドルより、ユーロに近い値動きをする。

加ドル

経済的にアメリカとの結びつきが強いので、米ドルと近い値動きをしそうだが、どちらかと言えば、ユーロに近い値動きをする。カナダは双子の黒字国家で、加ドルは優等生通貨とよばれ、そういう点でスイスフランと値動きが似ている。原油高に強い通貨である。

まとめ

基軸通貨を米ドルとして、左から米ドルに値動きが近い通貨の順に並べてみる。

米ドル⇔日本円⇔カナダドル⇔ユーロ⇔豪ドル⇔スイスフラン⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔英ポンド

というイメージになる。
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